「えっ!?」 由優は目を大きく見開く。 戸惑いながら、頭まで布団を被せようとする手を掴んで止めた。 「由優が眠れないなら、俺も一緒に起きてる…。だから、もっと由優の傍に居たいんだ…。」 「で…でも、風邪うつしちゃうかもしれないし…、二人じゃ狭いから……」 「ダメ。由優が可愛いこと言うから限界なんだよ、俺。」 由優の唇に触れるだけのキスをして、俺はベッドの布団の中に静かに入った。