「ありがとうございます…。」 「ごめんね。もっと美味しいものがあれば良かったんだけど、お父さんと二人だけだと思ってたから、あっさりしたものばかりになっちゃって…。」 「いえ、充分すぎるくらいです…。とても嬉しいです…。」 ホンワリと湯気の立ち上る料理を見ながら笑顔で言った。 「それじゃあ、由優の部屋に行きましょうか!」 キッチンを出た俺と由優のお母さんは、2階へと向かった。