「そ、そうだ…。果物って何かありますか?由優、少しお腹空いたみたいなんです。」 そういえば、由優に果物も持って行くんだった…。 何かあるかな…? 「了解!果物なら確かリンゴあるから、今剥くわね!」 スタスタとキッチンに移動した由優のお母さんは、テーブルの上に置かれていたバスケットの中から真っ赤なリンゴを手にとった。 「あ、あの…、リンゴ…俺が剥いてもいいですか…?由優のために、何かしたくて……。」 タオルを手に持ちながら、キッチンに一緒にやって来た俺は、思いきってお願いをしてみた。