抱きかかえられながら、家までやって来ると理緒は私を降ろすことなく、家のドアを器用に開けた。 「あら!?由優、どうしたの?」 驚いた声を出しながら、リビングからお母さんがパタパタと駆け寄ってきた。 「かなり熱あるんです…。あの…早く寝かせて休ませてあげたいんですが…。」 熱のせいでボンヤリとしている私の代わりに、理緒が事情を説明すると、お母さんは急いで私の部屋へと案内をした。