理緒、どんな顔するかな…? 私は呼吸することすら忘れてしまいそうになるくらい、鼓動が速くなっていた。 「あっ…!これ、ストラップじゃん!二つあるってことは…、一つは由優の分?」 「う…うん。」 緊張のあまり、声が微かに震える。 理緒は二つのストラップを袋から取り出すと、大きな手のひらにのせた。 ストラップにつけられた、シルバーの小さな星たちが、ツリーの光を浴びて七色に輝く。 まるで、ストラップが光を発しているみたい…。