「ねぇ理緒…、誰も来ないみたいだけど…、私たち…ここに入っちゃって大丈夫だったんだよね…?」 「もちろん大丈夫。だって、1時間…ここには俺と由優だけの場所だから。」 「えっ…」 そ、それって… 「要するに貸し切りみたいなものだな…。」 「か、貸し切り!?」 思わず、驚きで声が少し大きくなり、辺りに響いてしまった。