長いキスの後、理緒の胸の中へと抱き寄せられる。 落ち着く香り…。 心地よい温かさ…。 全てが心をくすぐるんだ…。 「理緒、メリークリスマス…。」 顔を上げて笑顔で伝えた私は、理緒の背中に手を回して、コートをギュッと握った。 これからもずっと… ずっと理緒の傍に居られますように…。