「理緒…?」


ゆっくりと顔を理緒の方に向けると、穏やかな瞳が私を映していた。





「由優…メリークリスマス…。」


ツリーのイルミネーションに照らされながら、微笑む理緒の顔は、少しずつ近付いてきて…


温かい唇が静かに重なった。