「すごいね…!こんなに綺麗なクリスマスツリーを見るのは初めて…。」 「俺も初めてだな…。由優、もっと近くでツリー見よっか。」 「うん、そうだね。」 私たちは、ツリーの傍までやってきた。 近くに来ると、キラキラと輝くツリーに吸い込まれてしまいそうになる。 温かくて柔らかい光…。 しばらく見惚れていると、腰に回っていた理緒の手が離れて私の頬に触れた。