素直な春。
本当に羨ましい。


私が好きなのは、その春の素直さなのかな?


こうやって私の中にある恋心を紛らわすのだ。


けど、もう気づいてしまっている。


私は春が好きだってこと


だから私は素直に言おう。


「春?好きなんだけど、どーすればいいですか?」



ザワっ


突然の風によって
木々のざわめきが私の言葉を掻き消す。



「ん?雪、何か言った?」



・・・風に邪魔された?


ふふっ



意地悪だなぁ・・




「んーん、なぁんでも♪」



「えー、気になるよ?」


「ぉーしえない!!」


「なにそれぇ~ずるいょ、もぉ・・」



その日が訪れるまで・・


この気持ちは胸に秘めておこう・・。




           end