「ぅーん、やだ。」



「なーんで?」
意地悪く返答してみる。



「え~、だってぇ今日最高のお昼寝日和だよぉ?」



これ以上のチャンスはナイょ?


と、言わんばかりの輝かした目でこちらを見つめる。




はわぁっ~~
可愛い♪
我が弟ながら可愛い。


「ふーん、しょうがないなぁ~。学校行ってあげる」



本当、可愛くない。
素直に言えばいいのに、
私は春にかまってほしかったって。


けど、そんなこと言えない。


それでも春はこういってくれる。



「ありがとぉ、雪。」