まもなくして、
人が肩で息をしながらやってきた。
「ハァー、理事長、僕を殺す気ですか?」
「そうでもしないと来ないと思って。」
2人の間に何かあるのだろうか。
「まあ、いいや。僕に何か用ですか?」
「ウフフッ。あなたのクラスに転入生よ。
私の親友の子なんだから、
何かあったらぶっとばすわよ。」
「・・・分かりました。
えっと、僕は時田満(トキダミツル)。
よろしくね。
1-Aの担任で担当は数学。」
「あ、よろしくお願いします。
私は咲山妃依です。」
「じゃあ、さっそくだけど行こうか。」
「あ、妃依ちゃん。
何かあったらいつでも
ここに来ていいのよ?
なんでも聞くわ♪」
「あっはい。失礼しました。」
