For You ‐この想い君へ‐



あたしが座っている横の
向こう側の座席に
爆睡している松永がいる


それを見て申し訳ない気持ちになった


(人をおぶって山を下りるって…そりゃ疲れるよね…)


「あら起きたわね。どう?調子は」


同行していた保健室の先生がバスに乗ってきた


「あ、もう大丈夫です」


「バス酔いして途中で吐いちゃったんだってー?」


「あはは…はい」