ふぅ 良かった!あたしの席は反対側。 廊下側の後ろから2番目だ! そう安堵の息を漏らそうとした…… が、何故かそいつは自分の席とは反対側に向かって来ている。 は…何で? と思いつつ あたしは黙って下を向いていた スタスタと足音をたてて、こっちに来る。 早く通りすぎて! そう願うあたしをよそに、 足音はあたしの横でピタリと止まった…。