ピエロ

タンタンタン
数十分ほど経った頃
階段を上がる音がする


あの男が帰って来た
何も無かった事にしなきゃ


由紀は慌ててベットに戻る...。


[由紀
お待たせ]

由紀はただ下を見つめる

[これがご飯だよ]

「ひっ!!
なっ何これ」

ちょっ
この人頭おかしい
狂ってるよ
絶対狂ってる

ヤバい
この人ヤバい

[これが本当の目玉焼きだよ
ウインナーは
腸に肉を詰めて
肉団子は脳みそで
だし汁は骨なんだよ]


[ちゃんと人間のだよ
安心してね]


こんなの食べれないよ
無理だよ
この人ありえない
うっ
気持ち悪い
吐きそう
もう嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
[由紀
はいあーん]

「やだ!!」

殴られる
けど
食べられない

[早く口開けろよ]