始末屋


「いや~!すんません!そんな強い人やったなんて思いませんでした!

俺は有村 楓いいます!よろしくです~!」


楓という男は俺達の方に近付いてきた。


「皆さんのお名前聞かせてもらってもいいですか?」


楓は俺達に聞く。


「私は涼風よ。よろしくね楓君。」


「…俺は薫だ。」



俺達が名乗ると楓はニヤリとした。



「どうですか?俺は奥の方に行きたい。皆さんもそうなんやない?ここは手を組みませんか?」



俺は涼風を見る。


涼風は険しい顔をして奥の方を見ていた。


俺も嫌な気配を感じる。



「そうした方がよさそうだな。」


俺がそう言うと、楓は俺の手を取って笑った。


「よろしく!じゃあ…さっきからそこで見てる敵さん倒しましょか。」




楓がそう言うと、奥の方からパペットが出てきた。



「始末屋ぁ~…!貴様のせいで俺がどんな目にあったか…!殺す…!殺してSAKURA様の礎となれ!!」



パペットが手をあげると無数の死体が地面から出てきた。



「勘弁しろよ。お前の弱さを俺のせいにすんなよ…パペット…」


「……パペット……?」


後ろから涼風の声が聞こえた。


「ほな…行きましょか!!」



俺と楓は死体に向かって殴りかかる。



すると、後ろから突風が吹き、俺達は風に岩の壁まで飛ばされ、起き上がって辺りを見ると、死体に数えきれないくらいのナイフが刺さっていた。



「邪魔よ‥坊や達。この死体使いは私の獲物よ?」



涼風は扇子をパペットに指した。


やばい…。


涼風がマジギレしてる…。



「あんた達は早く奥の方に行きなさい。後で追いつくから。」



「でも…大丈夫でっか?1人じゃさすがに…」

カンッ…!


楓が喋り終わる前にナイフが頬をかすり、壁に刺さった。


「ごめんね~。私そんなに弱くないの。巻き込まない保証がないし…死にたくなったら早く行って。」



俺は楓の腕を掴んで立たせた。



「無茶すんなよ?」


そう言って先に進んだ。