始末屋

「死んだね…。これで俺はトップになれるな。次は君だよ。」



「薫!薫~!!」




まだパペットと優の声が聞こえる。


ギリギリ生きてるな…。


どこも千切れてないな。


油断した…。


死体操るだけかと思ってた。


俺は手を合わせて地面に手をつけた。



「ブラック…シャーク…。」


地面から黒い鮫が出てきてパペットに襲いかかる。



死体がガードしてパペットを守った。


何とか立ち上がって剣をしまった。



「まだ生きてたんだ~!ビックリだよ。」


「薫…もういいよ!一旦退こう!」



退く?


アホか。


ここで退ける訳ねぇ…退ける程体力も残ってねぇ…。



俺は手を挙げた。



「……首切り…紅堕羅(くだら)…。」


闇が俺の手に広がり、その中から血のように真っ赤な斬波刀(ざんばとう)を出した。


心臓に激痛が走り、紅堕羅は悲鳴をあげているように熱い。


「落ち着け紅堕羅。久しぶりの餌だ!!」

両手で重い紅堕羅を振りかぶり、パペットに向かって斬りかかる。


パペットは避けて、俺の後ろに回り込んだ。

すぐに距離を離し、紅堕羅を振りかぶった。


「ブラッドレイン!」


紅堕羅を振ると赤い雫がパペットに向かっていく。


「ぐぁぁぁっ!!何だ…これは…」


雫が当たり、地面をのたうち回り苦しみ始めたパペット。


「紅堕羅の刀身には猛毒が塗ってある。その毒をお前に飛ばしたんだ。毒は皮膚の毛穴から体内に侵入して体を蝕んでいくんだ。」


苦しむパペットに向かって紅堕羅を振りかぶった。


「死ね…パペット…!!」