始末屋

「死神の…双剣…。」


死神の双剣を出して覆い被さっている奴らの背中の糸を斬った。


黒い奴らは動かなくなっていた。


「わかったよ…お前の能力。」


『な…何…?!』


「見えない糸で死体を操っているんだろ?焦りもしない曲芸だ。俺が黙ってやられてると思ってたのか?

神隠し事件の発端は‥まず第一にそのSAKURAの封印を解くのに魂がいる。

第二に‥お前の兵隊になる存在…死体を集める必要があるからだ。

それが深奈多の神隠し事件の概要だ。違うか?」


俺は剣を突き付けて言う。


『大正解!!そこまでわかったなら…今すぐ死ね~!!』


体中から剣が飛び出た状態で俺の方に向かってくる。


「それと…お前はパペットじゃない。大勢の死体の中の一体だろ?」



背中の糸を剣で斬ると、死体は力なく倒れた。



「さすが!」


優が俺に近付いてきた。


「まだ終わってねぇよ。」



『交われ‥地獄牙獣(じごくがじゅう)。』


地面から無数の死体が出てきて、1つに交わって、大きなライオンのような形になった。



『さすがだよ死神。だが‥君にこの地獄牙獣が打ち倒せるかな!!』



ライオンがこちらに向かってくる。


俺は手をライオンにかざす。



「ブラックバーン。」


ライオンの真下から大きな火柱が出てきた。


死体でできたライオンは灰になった。



「万策尽きたか?そろそろ出てこいよ。正体もわかってんだぞ?」


俺は剣を回しながら言った。


「ここまで来るのにそんなに苦労しなかったよ。依頼がきて…深奈多に来て…驚く程簡単に情報も集まった。

見え見えなんだよお前。

初めから俺達をここに連れてくるのが目的だったんだろ?」



『へぇ~‥。じゃあ僕は誰でしょう?』



闇の中から声が聞こえてきた。


俺は集中して気配を読んで、剣を振りかぶった。



「ブラックスライサー!!」



黒い斬撃が斜め後ろの壁に当たり、砂煙の中から人が現れた。








「木村 咲人。お前がパペットの正体だ。」