始末屋

理恵の運転で裏扇杜の俺達のアジトに戻ってきた。



ふと見ると、ドアの所でうろうろしている人が見えた。



「何だあれ。」



俺はそいつを指差して言った。



「依頼人さんじゃないの?」


優が言った。


俺は車から出て、タバコをくわえた。



そして、アジトの方に向かってそいつに話しかけた。



「ガキがこんな所で何してんだ?」


そいつは俺を見て驚いている。


「ほ…本当に居た…。始末屋さん…ですか?」



ガキは目をキラキラさせて言った。


な…何だよこいつ……。


気持ち悪いな~…。



「どうしたの?」


優も俺の方に来た。



「あなたも始末屋さんですか?!」



ガキの勢いに負けて、優は後ずさりした。


「何この子?」


優は俺に聞いた。


「とりあえず中に入れるぞ。」



俺達はガキを中に入れた。