ギルは受け止めきれずにもろにくらい、吹き飛ばされた。
終わった…。
ギルの方に近付き、死んでいるか確認した。
銃で体を突いてみるが反応がない。
右腕は吹き飛んでいて、無惨な体になっていた。
「終わった…か…。」
出血も酷く、しばらく歩いて地面に倒れ込んだ。
「史朗様…!」
結界が解けたのか由莉恵が私の方に来た。
「大丈夫ですか?史朗様!」
私に必死に語りかける。
「私は大丈夫です…。二朗は…?」
「二朗様は女の人に助けられて無事のようです。」
女の人…?
薫さんの仲間でしょうか…。
由莉恵に肩を借りて立ち上がった。
早く…門を壊さなければ…。
ザッ…!
後ろから足音が聞こえ、振り返ってみると
さっきとは違う……。
体は漆黒に染まり、角と大きな羽が生え、強靭な尻尾が3本生えているギルが居た。
尻尾を振り上げると鋭い剣に変わった。
『貴殿との戦い…夢のような一時でした。もう死んでよろしいですよ?』
ギルは剣を降り下ろす。
由莉恵を押し、銃を取って剣を受け止めた。
『無駄です!』
受け止めきれなかった剣が私に向かってくる。
剣を上に蹴り上げて防いだ。
『まだまだ来ますよ!』
尻尾の剣での攻撃が止まずに襲いかかってくる。
マズい…。
このままじゃ…受け止めきれない…!
ドスッ!
ドスッ!
ドスッ!
「ガハッ…!」
腹に2本と足に1本剣が刺さった。
私は地面に膝をついてしまう。
『私の本気はいかがでしたか?貴殿にはかなり楽しませてもらいました
さようなら。美しく散って下さい。』
ドスッ!ドスッ!ドスッ!!
