始末屋



私はギルに向かって銃を乱射した。


ギルはたやすく見切り、私の方に向かってくる。



ギルの右腕が剣に変わり、私に斬りかかる。


私は後ろに下がって斬撃を避け、銃を撃った。


剣で銃の軌道をずらし、左腕も剣に変えて斬りかかる。



ガキンッ!!


銃で剣を受け止めた。


『貴殿は銃使い。私は接近戦を得意とする。銃使いにこの間合いは厳しいだろ?』


ギルが微笑みを浮かべて言った。


「接近戦を得意とする相手など…もう今まで何回戦ったかわかりませんよ…。それでも私は今こうして貴方と戦っている……それが答えですよ…。」


私はギルに笑って言った。


『フフッ!おもしろい答えだ!』


ギルは右腕の剣で斬りかかる。


銃で受け止めている剣をずらして斬撃を防ぎ、腹に蹴りを入れて距離を離した。


弾を変えよう…。



『その瞬間が隙だらけなんですよ!』


ギルが斬りかかってくる。


一瞬で弾を装填し直し、ギルの眉間に銃を突き付けた。



「私を舐めてもらっては困ります。電龍!」


銃弾が雷の龍に変わり、ギルに襲いかかった。



「銃使いだからこそ…私は装填の時間を極限まで早めているんですよ。」



ギルは地面に倒れていた。


あの程度で終わるはずがない…。


あれで終わる程の相手ならば、晴が見切れない訳がないですしね…。



『フフフッ…!久しぶりに…おもしろい人間に出会えました…。』


ギルはゆっくりと立ち上がる。


『本気はまだ出しません。この戦いをギリギリまで楽しみたいんですよ!もっと足掻いて下さい!貴殿の本気を捻り潰し…絶望に満ちた顔で散っていく。そういう時程人間は美しい輝きに満ちる!』


笑いながらギルが言う。


「あいにく…私はそんな悪趣味に付き合う程優しい人間ではありません。」


ジャキッ。


弾を実弾に装填し直した。


「人間を舐めないで下さい。貴方達のような存在に…私は決して屈しませんから。」


ギルに銃を向けた。