―SAKURA―
はぁ。
暇ね~。
五天魔に任すの止めればよかった。
闇を作り出し、それぞれが戦っている場所を映し出した。
頑張ってるわね~♪
戦いが辛いって顔見てるとゾクゾクしちゃうわ。
『SAKURA様~!』
2体の悪魔が私の方に飛んでくる。
『今いい所なの。用件なら短く済ませてちょうだい。』
私は戦いを見ながら言った。
『外に居る人間結構強くて破壊作業が手間取ってるんです~!』
『あいつら何とかなりませんか?』
外に居る人間?
闇を作り出し、外の様子を見た。
ふ~ん。
確かに人間にしてはやるわね。
ガキ2人はいいとして…
あのゴリラみたいな男と…銃使いの男。
なかなかやるじゃない。
魔具使いね。
天使協会の奴らよりよっぽど使いこなしてるわ。
薫に絶望を見せるには…この村を焼け野原にすることも必要だしね~。
『SAKURA様?』
『うるさいわね~。今考えてるの。
そうだ♪ギルとギラをこっちに呼びなさい。』
そう言うと悪魔が驚く。
『ギル様とギラ様ですか?!俺達のような使い魔では話聞いてもらえませんよ~!』
『デスアビスが呼んでるから戦いに参加しなさいって言えば来るわ。早く行きなさい?殺すわよ。』
そう言うと慌てて悪魔達は飛んでいく。
魔具使いの人間。
貴方達には想像を絶する恐怖を教えてあげるわ。
どこまで足掻くか見物ね。
何だか中も外も楽しいことになってきたわ♪♪