―彩華村―


『ギャハァッ!』


『グハッ!!』


襲いかかる悪魔を撃ち殺し、弾を装填した。


全く…倒しても倒しても溢れ出てくる。


これじゃキリがありませんね…。


晴と由莉恵に疲れが見え始めていた。


「大丈夫ですか?無理はしないように…まだまだ来ますから休んでなさい。」


私は晴と由莉恵に近付いて言った。


「まだ…やれます!」


晴が戦いながら言う。


「私も…!まだ大丈夫です!」


由莉恵が悪魔を倒して言った。


「そうは言っても…」


ダンッ!


後ろから襲いかかる悪魔を、振り向かずに撃ち殺した。


「疲れが見え始めてますよ?」


2人は呆然と私を見つめる。


「史朗様と二朗様が戦っているのに…私達だけ休むなどできません!」


由莉恵が私に言った。


「兄貴!そいつらに何言っても聞かねぇよ!戦えるだけ戦わせろよ!」


二朗が戦いながら私に言った。


「…いいですか?疲れたら言って下さいね?」


そう言うと2人は頷いて戦い始めた。


全くもう…。


弾を装填し直し、振り返って悪魔に銃を向けた。


「炎龍…焼き尽くしなさい。」


引き金を引くと、炎の龍が現れて悪魔を焼いていく。


天使の力が込められた実弾に戻し、戦いを続けた。


数は減らない…。


私も弾を無限に持ってる訳じゃない…。



こういう状況になると、契約者という存在が少し羨ましく感じますね。



そんなことを思いながら悪魔を殺していった。



『人間のくせに強いぜ?』


『なぁに…所詮只の人間。このまま行けばこいつらも力尽きるさ。』



ダンッ!ダンッ!


話している悪魔を撃ち殺した。



「この私の前で…よく呑気に雑談が交わせますね?いくらでもかかって来なさい。全て殺して差し上げましょう。」



悪魔に向かって銃を突き付けた。



ダンッ!