『どうした?また防戦一方か?!』
ちっ…!
やってみよう…。
一か八か如月のガードを解いた。
「鎌鼬!!」
おもいっきり力を込めて風の刃を相殺させた。
『その後は?』
それに乗じてバラクアが目の前に来て、邪風扇を振った。
すると、風の刃がもろに当たり、服と体を切り刻まれた。
『いい格好じゃん。』
私の服はもう服としての機能を失い、ボロボロになり、下着も切られ、乳房を露にしていた。
「裸程度で喜ぶなんて…女性経験少ないの?だったら私の夜の相手は勤まらないわ。上手い男にリードされないと…!女は物足らないのよ?」
ボロボロのシャツを脱いで胸に結んだ。
『言ってくれるね~。邪風扇…覇邪龍の牙。』
風が集まり、黒い龍になった。
「風よ…集まりなさい。」
如月に風を集めて大きな風の玉を作り出した。
黒い龍が私に襲いかかる。
「風龍の…咆哮!!!」
風の玉を黒い龍にぶつけた。
黒い龍は一瞬怯んだが、私を尻尾に巻き付けた。
「ぐぐっ…!あぁ…!」
メキメキと骨が軋む。
『最後に言うことはあるか?』
バラクアが笑って言う。
「……風の…道化は…颯爽と現れ…場を乱…す…。その力…を…止める者…神以外…他になし…。
出でよ…風を纏う白い道化師…。
ベイビー…クラウン…!!」
如月から風が吹き荒れ、黒い龍を切り刻んだ。
『キャキャキャキャキャッ~!!久しぶり~涼風姉ちゃん!!元気?!元気だよね?だって元気じゃないと僕呼ばれないし~!!キャキャキャキャ~!!』
地面に倒れている私の周りを走り、奇声を上げながら白い小さなピエロが言う。
「そんなに…元気じゃないわよ…。」
私が立ち上がると、ベイビークラウンが肩に乗り、顔を擦り寄せる。
『何だそれは…?俺はそんな力見たことない…!』
バラクアは黒い龍を倒したベイビークラウンを見て言う。
