始末屋



フレイムガーディアン…。


2人の力を合わせた鎧……。


『何だそれは?』


俺の姿を見てメイズが聞く。


シエルを手に取り、メイズに向けた。


「お前を殺す為の力だ。」


『はっ!さっきまで俺にやられっぱなしだった奴が俺を殺すのか?!やってみろよ!!』


メイズが俺に斬りかかってくる。


シエルで槍を払い、メイズの腹を蹴った。


『ガハッ!』


「さっきまでの俺じゃないんだよ。」


そこから更に顔面を蹴り飛ばした。



『…俺を…舐めるなぁ!!!!』


辺り一面に炎に包まれた。


「力を出すの待ってたよ。」


メイズに手をかざすと、白いアイアンメイデンが現れ、メイズをその中に入れた。


『これは…?!ぐっ…!』


アイアンメイデンがガタガタ揺れる。


「力を出す時…お前は一瞬動きが止まる。余裕の表れか…それとも本当に癖なのかはわからないけどね。俺はそれを利用した。」


アイアンメイデンの周りに無数の剣が浮かび上がる。


「お前は死ね。…嘆きの血涙。」


無数の剣がアイアンメイデンに突き刺さる。


『ぐぁぁぁっ…!』


「お前は奪いすぎたんだ。罪を自分の命で償いな。」


アイアンメイデンと剣が消え、メイズは力なく倒れた。


『くっ…!くそ…!』


まだ生きてるんだ…。


さすがにしぶといな…。


「シエル…力を解放しろ。」


シエルに目が浮かび上がり、闇を作りだした。


「五の罪…憤怒(ふんぬ)。」


闇がメイズを囲む。


『なっ…!なん…だ…!』


「憤怒は俺が抱えた怒りを象徴する。その怒りはいつか制御が効かずに爆発するだろう。

お前は辰馬さんを侮辱した。それが一番許せない…。爆発しろ!!」


『やっ…!止め…ろ…!』



闇の中で大きな爆発音が響いた。


すると、俺の後ろに闇が浮かび上がった。


帰らなきゃ。
自分の居場所に…。


薫…俺頑張ったよ…?



薫も諦めないで頑張ってね…。


鎧を解いて闇の中に入った。