始末屋


圧倒的すぎる…。


これが…辰馬さんの実力。


「まだ終わってねぇぞ?」


倒れているメイズの髪の毛を掴んで顔を上げさせ、そのまま投げ飛ばした。



「ちっ…!もう時間か…。」


そう言うと、辰馬さんの体が透き通り始めた。


「優!!」


シエルを俺に向かって投げた。


「それを使ってくれてありがとな。俺が教えたこと忘れてねぇな?」


俺はシエルを掴んで立ち上がり、強く頷いた。


「ならいい。お前なら大丈夫だ!必ず勝てる!半端な戦いすんじゃねぇぞ?お前は扇杜最強の俺の息子なんだからよ。」


ゆっくりと辰馬さんが消えていく。



「ありがとう!!……親父!!」


そう言うと辰馬さんは微笑みを浮かべて消えた。





ガーディアン。


―『何?』―



イスーラ。


―『何だよ。』―



俺は覚悟を決めた。



力をちょうだい!!


2人の合わせた力を!!



―『…もう…わかったわ!いっつも自分勝手なんだから!』―


ガーディアンが言う。


―『このまま負けるのも気に食わないな。勝てよ優。』―


イスーラがぶっきらぼうに言った。



すると2人の力が流れ込んできた。



―『イスーラ!あんたもうちょっと力出しなさいよ!』―


―『今やってるよ!カス天使が!黙ってろ!』―



体が…耐えきれるかな…?



『お前…!!絶対許さん!!』


メイズが向かってくる。



ヤバい!!


すると炎が俺を包み込み、フレイムゴッドを形成した。


その直後に鎧の半分が光り輝き、赤色が白に変わって、金のラインが入る。


そして白い鎧の方は白い羽が



赤い鎧の方は炎の羽が生えた。


俺はメイズから距離を離す。



すごい…この鎧。


どんどん力が湧いてくる。



―『フレイムガーディアン。私とイスーラの力よ。暴れなさい優!』―