体は傷だらけで、頭から血を流し、フラフラと俺の方に近付いてきた。
「桜が…来てな…。村を…悪魔が…襲ったんだ…。桜は…洞窟の方へ向かった…。頼む…!助けてくれ…!」
男は涙を流して俺に懇願する。
「…わかってる。必ず止めるから。」
そう言うと、安心したのか笑顔を浮かべる。
「ありが」
ドスッ…!
男が喋り終わる前に何かの腕に刺され、俺は返り血を浴びた。
『キヒヒッ~!この辺にもまだ人間居るぞ~!!』
悪魔が笑いながら腕を抜き、辺りに向かって叫んだ。
すると、何処からともなく悪魔達が寄ってくる。
「……お前達…死ぬ覚悟は…できてんだろうな…?」
俺は悪魔を睨み付けた。
ダンッ…!
銃声が後ろから聞こえ、悪魔を撃ち殺した。
「ここは…私達が請け負います。薫さん達はその洞窟とやらに急いで下さい。」
史朗は白い銃を回し、俺の前に立つ。
それに従い、二朗と晴と由莉恵も来た。
「お前達だけじゃ…「私達を舐めないで下さい。」
史朗が俺の言葉を遮る。
「…貴方にはやるべき事があるんじゃないですか?ここで時間を使うのは無駄です。早く行って下さい。仕事の邪魔ですから。」
白い銃を悪魔に向かって構えて言う。
「薫…行くわよ。」
涼風の言葉を聞き、俺は洞窟の方に向かい始めた。
「薫!!」
由莉恵が俺を呼び、振り返った。
「その…頑張りなさいよ!死んだりしたら許さないから!」
「わかってる。お前達も…絶対死ぬなよ?」
そう言って俺は洞窟の方に向かった。
