これは…炎……?


子供…??


子供が目の前で助けを求める


目の前で首が吹き飛ぶ。


大人は逃げ惑い、それを追いかけて確実に殺していく。



生暖かい感触…これは……俺が…。



―「そう…だよ…。あなたが殺した。」―

―「あんたが…居なければ…」―


―「お前なんて…消えればいい…!!」―


違う…!


俺じゃない…!


俺が殺したんじゃない!!



―「お前だよ…お前の力が滅ぼしていくんだ。その炎が全てを燃やし尽くす。」―


俺の力…。


こんなのいらない…。


―「望んだのはお前だろ?」―



俺が望んだのは…



―「敵を殲滅する力だろ?」―



そう……。


圧倒的な力…。


薫よりも…誰よりも強い力…。



―『それは違うでしょ?あなたが望んだのは守る力。そんな刺々しい強さじゃないはずよ。』―


そうだ。


でもそれじゃダメなんだ。



それじゃ‥いつまでも足手まといだ。



―「あとはお前が受け入れるだけだ。」―


受け入れる。


どんな力でも



―『もう1度ちゃんと考えなさい!あなたの本当の力を‥。』―


もう決めたんだ。


変わらなきゃいけない。


今までの自分よりも強く。


だから‥お前を‥










受け入れるよ!!




―『それで正解だ小僧!ありがとよ!お前はそこで眠ってな!!』―



悪魔が俺の目の前に来て、そこで意識が途切れた。