って…俺はどさくさに紛れて何言ってんの…!!
「それって…告白…?」
愛ちゃんが静かに言った。
「いや…!その…!何言ってんだろうね俺…!// あぁ……忘れて!うん!忘れよう!!そんな話してなかったのに…!えっと…つまり…その…」
俺は何とか誤魔化そうと思い、必死で言葉を探していた。
チュッ…
俺の唇に柔らかい物が当たった。
「……今…優の目が見えてなくて…よかった// 私なんかでよければ…優を支えさせて下さい…。……そして…私を…ずっと支えていて下さい…。
私は…弱くて…何もできないし…何の役にも立たないし…人に迷惑しかかけれないけど…私とずっと…居てほしいです…。」
へっ…?
頭の中がこんがらがってきた。
てことは……?
「返事…してほしいです…。」
「あっ…あの…!よろしく…お願いします…。」
俺は頭を下げて言った。
「こちらこそ…よろしくお願いします…。」
愛ちゃんは俺に抱きついた。
こうして…こんな俺にも大切で大好きな人ができた。
これからはずっと愛ちゃんを護って…支え続けなきゃいけない…。
俺はもっと強くなろうと…心の中に誓った。
第8章~狙われた秘宝とお嬢様~
―完―