「僕達を騙すにしては…契約者としての実力が足りないし…ちょっと頭が弱すぎたかな♪」


玲央奈は自分の頭を差して言った。


「そういうことだ。」


俺はタバコをくわえて火をつけた。



執事は声を出して笑い始めた。



「その通り…俺が全ての黒幕だ!さすがだな!SAKURA様が褒めるだけあるよお前!」


俺を指差して言った。



SAKURAだと…?



「俺はSAKURA様に力をもらい三浦財閥を全て俺の物にできると言われて動いていたんだよ!!三浦 朋樹を操り、三浦 英樹も殺し、三浦 愛も殺す予定だったんだ!!

お前達に邪魔をされ…三浦 朋樹しか殺せなかったけどな!!」



三浦 朋樹は間に合わなかったか…。



「SAKURA様からお前に伝言だ。3日後…彩華村を消し去る。パーティーに遅れるなってな!お前の故郷は3日後には消える!残念だったな!!」



あの野郎…。


だが…好都合だ…。


こっちも時間がない…。


それよりも……。



「優…三浦の本家に行って愛を助け出せ。」


俺は優に言った。


「でも…薫は…?」


「いいから早く行け!!」


優はビクッと震えた。


「俺も行ったる。早く行くぞ。」


楓は優を連れて行った。



「お前…俺の前でその名を出したってことは…俺に殺されてもいいってことだな?」


俺は菅原を睨み付けた。



「やれるもんならやってみろよ!!」


菅原が地面に手を置くと、真上に扉が浮かび上がり、その中から大量の悪魔が姿を現した。


「俺はSAKURA様に悪魔を呼び出せる能力が使える悪魔をもらった!この悪魔共を全て倒し…俺を殺せるかな?!」



ざっと…1000体くらいか。



「僕も手伝うよ。」


玲央奈が言った。


「薫には借りがある。それを1つ返すだけだから気にしないで♪」



俺に笑って言った。



こいつ…。