そろそろ…勝負決めないと…俺もキツくなるな…。


こうしてる間にも制限時間は迫って来てるんだ…。



断罪を鞘に納めた。



「そろそろ勝たせてもらうぞ。俺には…お前といつまでも戦ってる時間はない。」


玲央奈は剣を俺に向ける。


「勝てるもんなら勝ってみなよ。僕の剣を攻略できるかな!!」



俺は玲央奈の方に一瞬で移動した。


玲央奈は俺に斬りかかる。



斬撃を避け、刀を抜いた。



「紅桜の舞!!」



ガキンッ…!


斬撃が剣で止められた。



「甘いよ薫!!」


俺は後ろに下がって断罪をしまい、骸懺悔を出した。



鎖を持ち、鎌を回して玲央奈に投げた。



玲央奈は簡単に避け、鎌は地面に刺さった。



「早く勝ってみせなよ!この僕にさ!」


俺は鎌を地面に落とした。


「もう…終わりだ。」


玲央奈は笑った。


「やっぱり無理だったんだ!じゃあ…終わらせてもらうよ!!」



玲央奈が俺に斬りかかる。



「お前の負けで終わりだよ。」


鎌が鈍く光り、地面から大量の骸骨が出てきて玲央奈を捕まえた。



「なっ…!?」


玲央奈は抜け出そうとするが、骸骨は玲央奈を掴んで離さない。


「油断したな。骸懺悔には特殊能力が無いと思ってただろ?だから断罪の技を止めて、俺が骸懺悔を出した時…お前は勝ちを確信した。

骸懺悔は上級死神が使う鎌。魂を吸うのはもちろんだが…その魂を骸骨に変えて相手を捕らえることもできるんだよ。

切り札は最後に切るから切り札なんだよ。油断したお前の負けだ…玲央奈。」



骸懺悔を握り、鎌に闇を纏わせた。



「これで終わりだ。絶望の…輪廻!!」


鎌を振り上げ、玲央奈の体を斬った。



「ぐぁぁっ…!!僕は…!!」



玲央奈は力なく倒れた。