始末屋



「‥ふざけんなぁ!!!」


優が後ろから飛び出して、斎藤を殴り飛ばして胸ぐらを掴んでいた。


「お前ら表の人間からしたらクズかもしれない!!それでもお前らと同じように俺達も生きてんだよ!!俺達だって‥俺達だって…!お前らと一緒の人間なんだよ!!!」


優は斎藤を殴り続けながら言う。


優の肩を掴んで止めると、斎藤は笑いだした。



「ふっふっふっ…!お前らが生きている…?違うな。無駄に…人生を歩んでるだけだ。お前だってそうだろ?その男が居なかったらお前は死んでいた。役立たずの足手まといが死んでも…その男は困らないだろうけどなぁ?お前は生きてない。人の役に立たない奴など死ね…!」



優が殴るよりも先に、鎌を振り下ろして斎藤の腹に刺した。



「ギャアアア!!」



断末魔の叫びをあげる斎藤。



「お前はそんなに人の役に立ってんのか?すごいな。俺達は見ての通りの無法者…あまり人の役には立ってないからな。

だが…そんなに役立ったお前もな‥表をあんだけ騒がせて‥人を殺しまくったんだ。とっくにお前は役に立たない人間になったんだよ。そんなお前に優を役立たずという資格はないな。」


鎌を抜いて振りかぶった。


「せいぜい地獄で悔い改めろ。」



振り下ろして、首を斬り落とした。


タバコをくわえて火をつける。


「始末‥完了。」


優を見ると、座ったまましょんぼりしていた。


俺は座って優の頭を撫でた。


「役に立たない人間を置いとく程‥俺は優しい人間じゃねぇ。それに‥悔しかったら強くなれ。相手に何も言わせない程強く‥な。」



「ん‥。わかってるよ!薫よりも強くなるから!」



優はそう言って立ち上がった。


煙を吐いて、俺も立ち上がった。


「あら‥倒しちゃったの。」


後ろを振り返ると、涼風が居た。


「薫‥少し昔話でもしようか。」


何だよいきなり…。


煙を吐いて、タバコを消した。


「行ってきなよ薫!俺ここで待ってるから!」


とりあえず俺は涼風について行った。