始末屋


い…今のは…。


「何やねん!せっかく優との戦い楽しんでたのに邪魔すんなや~」


楓は刀を肩にかけ、誰かに言った。


「ハハッ♪ごめんごめん!」


奥の方から玲央奈君が歩いてきていた。


「楓がピンチかと思ってさ!それより…黒き涙は?」


玲央奈君が楓に聞いた。


「ちゃんと奪ってる。あとはそこのお嬢様だけや。」


楓は愛ちゃんを指差して言った。


「なら楽勝♪さっさと依頼人の所に運ぶとしますか!」


玲央奈君が愛ちゃんの方に向かう。


させない…!


「ファイア…ウォール…!」


炎の壁が愛ちゃんを包んだ。


俺は立ち上がって剣を取った。


「これは何のマネかな?ザコ君♪」


玲央奈君が笑って聞いた。


「俺は…始末屋の城島 優だ…。依頼されたからには…お前達を始末しなきゃいけないんだ!!」


剣を突き付けて言った。


「薫が頑張ってるのに…俺がここで失敗する訳にはいかない!!」


2人を睨んで言った。


「ホンマにさすがや。薫はんのパートナーだけあるわ。」


楓が笑って言った。


すると、玲央奈君がニヤリと笑った。


「本当…おもしろいよ。薫が認めてるんなら僕とゲームしよっか♪2分以内に僕に一撃与えれば君の勝ち。諦めてこの件から手を引くよ。それに…僕はこの場から一歩も動かない。ただし…2分過ぎれば…君は死ぬ。やってみる?♪」


ゲームって…。


しかも…玲央奈君はあの場から一歩も動かないで俺に勝つつもり…?



完全に舐められてるな…。


「優…!もういいから…!危険だから止めて…?優が死んだら…嫌だよ…!」



愛ちゃんの涙が混じった声が聞こえてきた。



「大丈夫だよ…。こんなの全然余裕だから…。」


俺は剣を構えた。



「ゲーム…スタート♪」