始末屋

鎌が涼風の肩から斜めに斬りつけた。


俺は鎌をしまってタバコに火をつけた。


涼風は地面に倒れ、扇子は闇に消える。



「ふぅ~…。お前‥手ぇ抜いたろ?」


煙を吐いて涼風に言った。


「何の‥話‥?私は全力で戦っ‥たわ‥。さぁ‥始末なさい。」


涼風は俺を見て言う。



「俺がもらった依頼は斎藤 慶太の始末だ。お前は始末しなくても別にいい。」



そう言って俺は優の居る方に走っていった。










……………………………




魂喰らいの鎌で斎藤の剣を受け止めた。



「何やってんだよ‥。お前‥。」


「薫!」


蹴って距離を離そうとしたが、斎藤は目の前から消えた。


―『右だ薫。』―


アビルが言うのが聞こえ、右方向に手を伸ばすと、斎藤を捕らえることができた。


そのまま地面に叩きつけて踏みつける。


「ガハッ‥!何者だ‥?なぜ俺が見える!」


斎藤は俺を睨みつけて言った。



「さぁ‥。何で見えたんだろうな。強いて言うなら‥契約者としてのレベルが違うんだよ。」


鎌を振りかぶると、斎藤は消えた。


俺は後ろに向かって斬ると、斎藤の体を斬れた。



「なっ‥?!」


地面に膝をつく斎藤。


「俺も見えたぞ。お前消えるんじゃなくて‥悪魔の能力で発火して目を塞がせて動いてんだろ?どうりで優が追い込まれる訳だ。」


斎藤の首に鎌を当てた。


「好き勝手に暴れまわってたみたいだが‥これで終わりだな。」


「ふん‥。クズを殺して何が悪い!俺はお前らなんかとは違うんだ!そんなお前らに何ができる?!裏のクズ共なんて‥せいぜい俺のストレス発散の道具になって役立てばいいんだよ!」


斎藤は感情的になって怒鳴る。


どうやら性根も腐ってしまったらしいな。

俺は鎌を振りかぶって斎藤の首を斬ろうとした。