始末屋


楓は立ち上がって手を広げた。


「そりゃそうか。なら…俺もボルテージ上げないかんな。

雷神爪…刃獣瘰。」


楓の手に雷が集まり、それが十手の形になった。


楓は十手を回して俺に向かってきた。


「ガーディアン!」


―『もういいわよ!』―


ガーディアンの言葉を聞き、ナイフを2本出して十手を受け止めた。


「ついてこれるか?」


楓は笑って言った。


「この目がある限り大丈夫だよ。」


楓を押して斬りかかった。



楓は左の十手で受け止めた。


俺はナイフを回して逆手に持ち、楓の脇腹を刺そうとした。


すると十手でナイフを引っ掛け、攻撃を受け流された。


「まだまだぁ!!」


楓は俺に蹴りかかる。


しゃがんで避けて、斬りかかった。


楓は俺の背中に手を置き、背中を転がって避けた。


「そうそう簡単に俺は斬れんで?」


十手を器用に回しながら言った。


「わかってるよ。じゃないと…おもしろくないじゃん。」


光るナイフを周囲に浮かべた。


「聖なる刃よ。彼の者を貫け。」


楓に手をかざすと、ナイフが楓に襲いかかる。


「破雷一掃刃(はらいいっそうじん)。」


楓の手に集まった雷がナイフを全て撃ち落とし、煙が上がった。


ちっ…!


煙が晴れると、そこに楓の姿は無かった。


「雷牙弓。」


声が聞こえ、天井を見ると、楓が天井に立っていて、雷の弓がこっちに向かってきていた。



ドスッ…!


「ぐぅっ…!」


反応が遅れ、雷の弓が肩を貫いた。


「聖なるナイフよ…。復活し…彼の者を貫け!!」


さっき破壊された光るナイフが楓の周りに浮かび上がり、楓に襲いかかった。



楓は天井から降り、肩と足に刺さった2本のナイフを抜いた。


意表をついたのに…たった2本…?


「さっすが…。なかなか簡単に倒れてくれへんわ。」


楓は笑って言った。