三浦 英樹の方に向かった。
「旦那様…!旦那様は…!」
菅原が俺の方に来た。
「……手遅れだ。もう死んでる。急所を一撃で貫かれてる。傷だけでも塞いでやるか。」
俺がそう言うと、菅原は俺を見て涙を流した。
三浦 英樹の腹の傷を治して、俺は立ち上がった。
「俺はここに残って悪魔を始末する。お前は一般客を案内してここから出せ。悲しむのはその後でもできるだろ。早く行け。そこに居られても邪魔だ。」
菅原は俺から離れて出口の方に向かった。
おっ。頑張ってるな。
優は悪魔を炎で焼いていた。
俺は優の方に戻った。
「薫…!愛ちゃんのお父さんは?!」
「死んでた。」
そう言うと、愛は声を出して泣き始めた。
「優。お前は愛に『黒き涙』のある場所まで案内してもらえ。理恵はここからすぐに出ろ。俺は…ここに残ってあれを始末する。」
俺は悪魔を指差した。
「大丈夫?まだ全然数減ってないけど…。」
優が心配そうに聞く。
「これは仕事だ。黒き涙も三浦 愛も奪われたら…俺達の名に傷がつく。頼んだぞ優。お前の力で始末しろ。」
俺はタバコをくわえて火をつけた。
『キヒッ!人間残ってる!!』
俺達の方に悪魔が押し寄せてくる。
「首切り紅堕羅…"断罪"。」
真っ赤な太刀を出して、刀に手をかけた。
『死ね!!!』
「…血桜…。」
鞘から刀を抜き、こっちに来る悪魔を一瞬で切り刻んだ。
「舞え…紅き花弁よ。」
キンッ…。
刀を鞘に納めると、悪魔はバラバラになって落ちてきた。
「さっさと行け。仕事の邪魔だ。」
俺は煙を吐いて言った。
「…愛ちゃん行こう!」
優は愛を連れて、この場から離れた。
「気をつけてね薫!」
理恵も走って出口に向かった。
「ふぅ~…。来いよザコ共。たっぷり遊んでやるからよ。」
俺はタバコを吸って言った。
悪魔は俺の方に向かってきた。
