始末屋



「あっ!こんな所に居たの??」


ちゃんと化粧をして、髪を軽く巻き、パーティードレスを着た理恵が来た。


その隣には髪をお団子にして、綺麗なドレスを着た愛が居た。


「俺達に話しかけたら目立つぞ?お前らお金持ちのご令嬢なんだから。」


シャンパンを飲み干し、歩いているウェイターに空のグラスを渡し、おかわりをもらった。


「愛ちゃんが優君に会いたいって言ってたから探してここまで連れて来たのよ。」


「あっ…!いや…。迷惑でしたら…悪いですし…!」


愛が悲しそうに言った。



そんな顔されたら断れないだろ…。


まぁ、優と一緒の方が安心できていいか。


「優はあそこ。食べ物取りに行ってるよ。目立つからわかるだろ?」


優を指差して言うと、愛は俺に一礼して優の方に行った。



「全く…自分の置かれてる状況がわかってねぇのか?あのお嬢様は。」


シャンパンを飲んで言った。


「仕方ないわよ。優のことかなり好きなんでしょ。……見てよ!あの2人楽しそう!」


理恵がいきなり腕を組んできた。


「おい…「あそこ。愛ちゃんのお兄さんがこっち見てるわ。」


ヒソヒソ声で言って、目配せした。


確かに三浦 朋樹が俺達を見ていた。


バレたか…?


「本当!楽しそうだな!俺達も…どこか別の場所で楽しもうか。」


理恵の顎を上げて顔を近付けて言い、腰に手を回して中庭に移動した。






「バカ…!やりすぎ…!!」


理恵が顔を真っ赤にして言った。


「はいはい。それより…誰も近付いて来てないよな?」


俺はタバコにくわえて火をつけた。


「うん…。こっちには誰も来てないわ。」


理恵は後ろを見ながら言った。



「じゃあ聞かせてもらおうかな。お前が調べた三浦 愛と三浦 朋樹の今の関係を。」


俺は煙を吐いて言った。