俺は気になった部分をメモ帳に書いた。
「わかったぞ。」
そう言うと、皆俺の方を見た。
理恵は俺の後ろに来る。
俺は手紙を机に置いた。
「まず…この文章見てわからないか?」
皆殺しだ からの文章をボールペンで差した。
「これだけじゃ…何もわかりませんね~。」
愛が言った。
「俺もわかんない!」
「お前はわかんなくて当然だよ。」
俺は優に言った。
「薫。この文章がどうしたの?」
理恵が俺に聞いた。
俺はメモ帳を机に置いた。
――――――――――――――
皆
怨
羅
あ
色
文
根
羅
生
――――――――――――――
「これならわかるだろ?」
「えっ…?何で…?」
理恵はわかったようだ。
愛もわかったみたいで、顔を下に向けた。
「う~…!薫~」
優が俺を見た。
「答え合わせだ。『あ』以外の漢字の頭文字を取ると……こうなるんだよ。」
――――――――――――――
み
う
ら
あ
い
も
ね
ら
う
――――――――――――――
俺はメモに書いて机の上に置いた。
優の顔つきが変わる。
「三浦 愛も狙う。つまり…現時点で狙われてんのは『黒き涙』とお前って訳だ。」
三浦 愛を指差して言った。
「何で…私が…?」
愛は震えた声で言った。
「それは狙った張本人達に聞かなきゃわかんねぇよ。」
タバコを吸って言った。
「達??」
優がわからないように言った。
「ここ。『我々』って書いてるだろ?それと…この手紙から結構わかったこともある。」
灰皿にタバコを落とした。
「わかったことって何ですか?」
愛が俺に聞く。
「書いた奴がどういう奴かとか、何でこんなまどろっこしいマネしたかとかな。」
皆が気になるように俺を見た。
