始末屋


「どうぞ。」


理恵はコーヒーを入れてソファーに座った。


「ごめんなさい…!何だか…どうしていいかわからなくて…!私は三浦 愛です。この人は…執事の菅原さんです。」


愛は涙を拭きながら言った。


「気にしなくていい。で?何があったんだ?」


俺がそう言うと、執事が便箋を出した。


それを受け取り、中を見てみた。


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三浦財閥に伝わる秘宝『黒き涙』を

三浦家当主の生誕記念パーティーに頂く。

もしこの事を警察に報告したり、『黒き涙』を展示しなかった場合は

三浦家に関わる全ての者を根絶やしにする。


忘れるな。我々は常にお前達を監視している。



皆殺しだ 今まで抱えた
怨み、憎しみを
羅刹の魂と共に
あんた達を皆殺しにしてやる
色々な物を持ちすぎたお前達に
文句を言われる筋合いはない
根こそぎ奪ってやる
羅刹の魂と共に
生まれた事を後悔するんだな


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「犯行予告?」


俺は手紙を読んで執事に聞いた。


「えぇ。先程送られてきた物で…その時には私とメイドと愛様しか居なかったので愛様に見せたところ…あなた方が頼りになるということで来た次第です。」


執事は冷静に言った。


「この『黒き涙』ってのは何だ?」


「三浦家が代々受け継いできた黒いダイヤモンドのことです!それを手にした者は天下を取れると伝えられている三浦家の家宝なんです!」


愛が俺に言った。


天下を取れるねぇ…。


「価値は?」


タバコに火をつけて言った。


「私は約1億円って聞いてます。」


1億か…。
まぁ、狙われて当然か。


俺は手紙を見直した。


何か引っ掛かるんだよな~…。


皆殺しだ からの文は犯行予告の文と繋がりがある感じではないんだよな。



何か他に言いたいことがあるのか…?


それとも只の文章か…。


手紙を裏返すと、下の方に何かを見つけた。