「玲央奈。ここに来た奴…何か言うてたか…?」
しばらく泣き続け、玲央奈に聞いた。
「…ソードって言ってた…。また俺の噂を聞いた時…必ず来いって…。」
玲央奈は紅葉の手に触れて言った。
「玲央奈。悪いんやけど…ここに居ってくれ。すぐに戻る。」
「死んだり…しない…?」
玲央奈が心配そうに俺に聞いた。
「死んでもらうのは向こうや。心当たりがある。俺は死なへんから…皆を頼む。帰ったら…ちゃんと埋葬せなあかんからな。」
俺はそう言って外に出た。
俺を目の敵にしてたヤクザ共を片っ端から殺していく。
―『楓!無益に殺生を行うのはいけません!辛いのはわかりますが…落ち着いて下さい!』―
「無益な殺生ちゃうわ…。当然のことや。犯人やったら殺す、違ってても殺す、嘘言えば殺す。やないと死んだ皆が浮かばれへん。」
―『今の楓はイライラして手加減が利きません!人を殺すのはよくないことです!!』―
「うっさいわボケェッ!!!」
通行人は驚いて俺から遠さがる。
「人を殺すのはいけんこと…?そんなのわかっとるわ…。じゃあ黙って見過ごせ言うんか!!これは何の為の力や!!!」
雷を出してビルに当てた。
すると当たった一部分が崩れる。
―『楓…。』―
「何も守れんかったんや俺は!!こんな力持ってても…何も守れんかった!!そんなの…不平等や…。俺が歯を食いしばって我慢したって…!ソードって奴はどこかでまた人を殺す!!
お前が神や言うてる存在かて…自分勝手やないか…!人が間違った方向に行ったから『ノアの大洪水』起こしたやないか!神かて人を切り捨てる!!今回もそうやろ!?
これは必要最低限の犠牲や。嫌なら俺から離れればえぇやないか。何も守れんお前の力なんて…もう必要ない!!!」
―『楓…。』―
「その代わり…心当たりがある奴ら…全員殺してからやけどな…。」
