始末屋


―玲央奈―


「あの日は僕が学校休みで…楓は仕事が入ったって言って仕事に行った。あんな仕事辞めればいいのにって紅葉が言ってたけど、何だかんだ言っても頑張れって送り出してた。

その日の夕方だよ。事件が起きたのは…」



―――――――――――

子供達と一緒に遊んでいると、入り口にマントを被った男が居た。



何…あの人…。


気持ち悪い感じがする。


「皆…中に入って遊ぼ…?」


そう言って僕は皆を連れて中に入った。



「紅葉!!」


晩御飯を作っている紅葉に声をかけた。


「玲央奈?どないしたん?顔が真っ青やけど…何かあったん?」


火を止めて僕の肩に手を置いて言った。


「外に…変な人が居た…。何か気持ち悪くて…妙なオーラを放ってるし…背中に…人じゃない人達がくっついてた…。」


イタコ修行によって霊感は身に付いていたからすぐにわかった。


「…わかった!園長先生に言ってくるから外に出たらいかんよ?」


紅葉はそう言って園長先生の所に向かった。


僕は外を見た。


マントの男はこっちに向かって来ていた。



ヤバい…!
殺される…!


すると、園長先生がマントの男に向かって何かを話していた。


「玲央奈!とりあえず園長先生が言って帰らんかったら警察呼ぶことにしたから大丈夫や!」


紅葉が僕の方に来て言った。


「……ダメ……。何となくだけど…園長先生は…殺される…。」


僕が言った瞬間に、男は剣を出して園長先生の首を斬った。


「キャア~!!」


紅葉は目を抑えた。


どうしよう……。


「紅葉…!皆を上に連れて行かないと…皆殺される…!」


「そっ…そうやね…!早くせんと…私が守らんと…。」


紅葉はそう言って皆の方に向かった。


入って…くる…。


震える足を抑えて、僕は長い鉄の棒を持ち、入り口のドアに引っ掛けてカーテンを閉めた。


これなら…大丈夫なはず…。


すぐに紅葉が居る方に向かった。