始末屋



―玲央奈―



僕達は公園のベンチに座って話していた。


「その後僕は楓に連れられて、楓と妹の紅葉ちゃんが居た孤児院に住むことになったんだ。」


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「ただいま~!」


男の人が言うと、建物の中から子供達が集まってきた。


ここは…孤児院…?


「バカ兄貴!帰ってくるのが遅いわ!ま~たどっかで悪さしてきたんやないやろうね?!」


綺麗な女の人が、男の人にそう言った。


綺麗だな~…。


ショートの黒髪でパッチリした瞳、優しい雰囲気を出している人。


「あら?可愛い女の子やね~!この子どうしたん?」


女の人が僕の頭を撫でながら男の人に言った。


「拾った!名前は…。そういえば自己紹介してなかったな!俺は有村 楓!こいつは妹の紅葉!お前は?」


楓さん…紅葉さん…。


「僕は…神崎 玲央奈…。ちなみに…男です。」



「「男?!!」」


僕がそう言うと2人は驚いていた。


「男やったんかい!はぁ~…人間言うんはわからんもんやなぁ~。てっきり女の子やと思っとったわ!」


楓さんが笑いながら言った。


「綺麗な顔立ちしとるね~。羨ましいわ~!ん?左目…どないしたん?」


見られた?!


僕は髪の毛で左目を隠した。


「いや…見たら…ダメです…。気持ち悪いって言われるから…。」


髪の毛を抑えて言った。


すると楓さんは僕の髪を無理矢理上げた。


「ダメ…!」


「ふ~ん。左目だけ色が赤いんやな。何が気持ち悪いんや?かっこえぇやないか!人と違うってことはえぇことや。皆が皆同じやったらつまらんやろ?だから気にせんでえぇ!」


楓さんは笑って言ってくれた。


僕を認めてくれる…。


こんな人初めてだ。


紅葉さんは楓さんの頭を叩いた。


「だから言うて無理矢理見たらあかんやろ!玲央奈君にちゃんと謝り!」


何かカッコいい人だな~。


「ごめんな?玲央奈。」


「いいですよ…!もう気にしてないですから!」



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