始末屋


―始末屋 アジト―


「楓さんはワインとか飲む人ですか?」


理恵ちゃんが俺に聞いた。


「ん?まぁ飲むけど……敬語止めてや~!楓!とか飲むの?で全然えぇから気にせんでえぇよ!」


理恵ちゃんに言った。


「ごめんなさい…!飲むならこれあげ…る!いいワインらしいけど薫も私も飲めなくて困ってたんですよ~!あっ!」


ワインが入った袋を俺に渡して、俺に敬語を使ったのに気付いた。


「惜しかったな~!まぁ徐々に慣れてくれればえぇから!待つついでやし今から少しだけ飲ませてもろうてえぇかな?」


「はい!じゃないや…うん!注いであげるから少し待ってて…ね!」


俺はワインを理恵ちゃんに渡した。


おもろい子やな~。


「そういえば楓ってさ…玲央奈君とはどうやって知り合ったの?年齢も離れてるし!てか昔はどんな感じだったの楓って!」


優が俺の隣に座って聞いた。


「今も昔も変わらへんよ~!ずっとこんな感じや!」


俺は笑って言った。


理恵ちゃんがグラスにワインを注いで、チーズと一緒に出してくれた。


「おおきに。理恵ちゃんは気も遣えるし、えぇお嫁さんになれるで!」


「誉めても何も出ないよ?」


少し顔を赤らめて理恵ちゃんはイスに座った。


俺はワインを一口飲んでテーブルに置いた。


「待ってるついでだし教えてよ楓~!」


昔話か~…。



「まぁ…玲央奈も薫はんにお世話になっとるし…久しぶりに昔話でもしてやろか?でもあんまり気分いい話じゃないで?」


俺は優を見て言った。


「話しづらいなら無理して言わなくてもいいけど…」



「別に話しづらくないからえぇよ。」



俺は話し始めた。