始末屋

悪魔は私を見て高笑いをし始めた。


『お前を認めよう。先を見据え、下らないプライドを捨てれる奴は伸びるというのを私は知っている。

私は『アイラ』だ。お前も名を名乗れ。』


私は悪魔を見た。


ここまでさせて中途半端な強さだったら追い出してやる…。


「朝宮…涼風…。」


『涼風…。』



悪魔は私の手を握った。



すると、頭の中に大量の映像が流れてくる感じがした。



頭が……割れそう……。



しばらくすると、目の前から悪魔は消えていた。



―『涼風よ。契約したのが私でよかったな。他の悪魔の契約の儀はこんな物じゃない。私はお前を認めてやったからさっきのくらいで済んだんだ。感謝しなさい。』―


さっきの悪魔の声が頭の中に直線流れている。



これで私は強くなれたの…?



―『疑うなら…そいつらに向かって手をかざしな。』―


私は言われた通りに手をかざしてみた。


―『そして…イメージする。何もかもを吹き飛ばす最凶の風をね。』―


イメージ…?



風…風…風…風……。



すると、手から突風が吹き荒れて目の前の人達が吹き飛んだ。



なっ…?!


―『なかなか素質があるね~。』―



これが…私…?


この力…人間が触れていい領域なの…?



―『俗に言う禁断の果実という奴だ。私はお前達人間の闇の部分を餌に契約主に力を貸す。だが覚えておけ。私はお前より遥かに強い存在だ。私を失望させれば…お前の魂を喰らい、私は外に出る。天使と違って私達悪魔は無償で力は貸さない。強い技を使うには…それ相応の代償をお前から頂く。』―


諸刃の剣って訳ね…。


私に力を与える代わりに、私はこいつの言いなりになるってことか…。