始末屋




―事件当日―



敦史が久しぶりに休みが取れ、私も1日だけ学校を休み、デートをすることになった。



待ち合わせ場所に私は既に居て、敦史を待っていた。



今日はどこ行こうかな~。


久しぶりだから行きたい場所が多いんだよね~!



携帯を開き、時間を確認した。



12:50


もうそろそろ来るから敦史に聞いてみよ。



私は指輪を嵌めている手を空にかざした。


敦史に早く会いたいな~。






待ち合わせ時間を30分過ぎた。


遅い…。


寝坊でもしてんの?


カバンから電話を取り出して、敦史に電話をかけてみた。




『留守番サービスセンターに―…』



もう…久しぶりなのに…。



まぁ疲れてるから仕方ないか…。


今頃向かってるのかもしれないし…。




そこから1時間を過ぎ、2時間が過ぎた。


「もう!何やってんのあのバカ!」


携帯を開き、また敦史に電話をかけた。


しばらく呼び鈴を鳴らすが、出る気配がない。




あっ!出た!



「敦史?何やってんの?もう待ち合わせ時間とっくに過ぎてるわよ!」


そう言うが反応が無い。


「敦史?どうしたの?敦史!」






「……この男敦史って言うんだ~。」


聞いた事のない声が私の耳に入った。


「あんた…誰…?敦史は…?敦史は!?一体どこに行ったの!!」


しばらく無言が続き、耳をつんざくような高笑いが聞こえてきた。


「最っっ高だね!人を殺すのって…いや…人を消すのと言うべきかな?」


「何…言ってんの…?」


「ごめんね~!俺も浮かれちゃってさ~…こんな最高な力手に入れて。人をいっぱい消しちゃった~!」



嘘…。


嘘だ…。



「あんた……何者よ…。そこ動くんじゃないわよ…。一体あんたはどこに居る!!答えなさい!!」


「教えな~い。俺はパペット。見つけれるもんなら見つけてみなよ!バイバ~イ!」


電話が切れた。