始末屋

お嫁さん…?


つまり……結婚…?


状況が整理できずに、私は敦史の顔をただ眺めていた。


「ダメ…だよな…!今の話無しだ!忘れろ!いくらなんでも早すぎるよな!ごめんな!」


敦史は私の手を離して、誤魔化すように笑っていた。


「…いいよ…?その代わり…浮気なんて絶っっ対許さないし…寂しい思いも悲しい思いもしたくない。敦史が私をいつでも満足させて…いつでも一緒に居てくれるならいい。こんな感じで私は面倒な女だよ?

何もかも…私の初めては敦史だし…身も心も預けたのは敦史だけ…。私は敦史以外いらない…敦史以外を知りたくない…。

こんなに面倒でワガママな女を…敦史は一生愛してくれるの?」


敦史は私を抱き寄せた。


「そんなお前だからこそ…俺は一生守りたいと思ってるんだ。」


敦史……。


私達はゆっくりお互いの顔を近付け、優しく唇を重ねた。



「言ったからにはお前も浮気すんじゃねぇぞ?」


「私の全ては敦史の物だもん。」


そう言ってまた唇を重ねる。



幸せ…。


これ以上の幸せ…きっと一生無いよ…。



敦史……私だけを愛してね…。

















世界とは残酷な物だ


光に包まれた者は闇に行かされ



闇に包まれた者は光を浴びる



この世界は等しく平等



止まない雨はない、明けない夜はない




それは逆に




雨はいつか降り、朝は夜へと変わる





平等なこの世界だからこそ





私はこの世界を誰よりも嫌い、誰よりも壊したいと願う



それと同じくらい



この世界のシステムを操る誰かを



この箱庭のような世界を動かす誰かを





誰よりも殺したいと願うのだろう





でも私がこう思うのも







全ては掌の上の出来事だろう



そして私はある疑問を浮かべた








私はこれでも生きていると言えるんだろうか