始末屋



その後、ちゃんと合流して旅館に着いた。


これでやっと落ち着ける…。



「朝宮さん!お風呂の時間だよ?」


同じ班の女の子が私に言う。


「私ここで入るからいい。構わないで。」


女の子は少し怯えて部屋から出て行った。


これが普通の反応だ。



なのに…あいつ何なの!


馴れ馴れしいし、自分勝手だし、ワガママだし…本当に最悪!


何が俺のこと好きなの?よ!


嫌いに決まってるじゃない!!



しばらく考えていると、あることに気付いた。




私何でこんなことを思い出してんの…。



はぁ…。止めよ。


1人の時まで考えてたら休む暇ないし…。


私はシャワーを浴びて旅館の浴衣に着替えた。


外で風にでも当たろ…。



そのまま旅館の外に出て、風に当たっていた。



何で修学旅行なんて来たんだろ…。



親に頼まれたのもあるけど…こんなに疲れるなら来なきゃよかった…。



「何してんの?そんな所で!」


声がした方を見ると、チャラチャラした男2人組が声をかけてきていた。


そっか。ジャージ着てないからわかんないんだ。


「今からどっか遊びに行かない?めちゃくちゃ暇なんだよ俺達!」


肩を触られた瞬間に思い切り腹を殴った。


「汚い手で触んないで!」


ガシッ!


なっ…?!


もう1人の男に羽交い締めされた。


「痛いな~。ひどいことするね~?」


殴った男が私の顔を触る。


「やめて!触るな!離してよ…!」


ジタバタしていると、髪留めが外れて髪が下りてきた。


「暴れんなよ。暴れたらヒドいことしちゃうよ?」


男は私の腰を触る。



もう最悪…!


何で私がこんな目に会わないといけないの…?



悔しさが込み上げて涙が溢れてきた。