始末屋


私は機械だ。


私は何も感じない。


なのに、不思議な雰囲気のこの男は私を人間にしようとする。



こんな奴嫌いだ。


私には私のペースがあるのにそれを乱そうとするこいつは苦手だし嫌いだ。



「確かに関係ないか~。」


そう言ってまた雑誌に視線を戻す。



「お前さ~…そんな顔してたら疲れない?」


雑誌を見ながら私に聞く男の子。


「そんな顔って何よ!私は私なんだから口出ししないで!」



ついムキになって答えてしまった。



「ごめんごめん!弁当マズいならこれやるよ。」


そう言って袋からメロンパンを出して私に投げた。


何でメロンパン…?


別にお弁当も美味しくない訳じゃないのに。



「眉間にシワ寄せながら無理して弁当食わなくていいって。お前綺麗な顔立ちしてるからもったいないぞ?女の子は綺麗で困ることはないからな!」


男の子は笑って言った。



私…そんな顔してたのかな…?


わざわざ気遣ってくれたの?


やっぱり…こいつ嫌い…。



口も悪いし、変にペース乱されるし。


大体何で私も話しかけたりしたんだろ…。



もう絶対話さない!


これ以上ペース乱されたくないし!!



私はメロンパンを投げ返し、黙々とお弁当を食べた。



「これうまいのに…無理しちゃって!可愛くない女。」


男の子は笑いながら言った。



ムカつく…!!