始末屋



―次の日―




「……って感じの男が居たの!もう最悪!かなりムカつく奴だったわ!」


学校に行きながら私がそう言うと、唯香は笑っていた。


「そんな人も居るんだね~♪でもいいんじゃない?別に害がある訳じゃ無さそうだし!」



「充分害あるわよ!せっかく1人で居れると思ってたのに!」



また今日も居るのかな…。


居るなら行きたくないし…。



「そんなに嫌だったなら私の所来ればよかったのに!」


さすがに中1の教室に行くのもなぁ~。


「そういえば…昨日いっぱいラブレター渡されたけどどうする?女の子からも渡されたからビックリしちゃった!」


唯香が思い出したように言った。



このイライラする時に…ラブレターなんて読む訳もない物を。


「唯香…全部燃やしていいわよ♪」


「怖い怖い…!せっかくの美人が台無しだよ!」



唯香は慌ててそう言った。



全く…何回断れば終わりが来るのかしら…。



「朝宮…!話があるかr「うるさい!!毎日毎日何の希望を抱いて告白してるか知らないけどね…迷惑なのよ!目の前から消えな!!」


立ち塞がった男の子が話終わる前に言った。


「わぉ♪16人目は一瞬で玉砕!」


唯香は笑いながら言った。


「朝宮!お前女だからって調子に乗るなよ!!」


振り返ると男の子が向かってきていた。


唯香にカバンを投げて男の子に向かって構えた。



拳を下がって避け、足を上げて顔面にハイキックをくらわした。


力なく地面に倒れた男の子の背中を足で踏みつけた。


「私今ものすごくイライラしてんの。何ならもうちょっと相手してもらおうかしら?」


男の子はそのまま逃げていった。



「さすが♪私の道場で天才って言われるだけあるね♪」


唯香が私にカバンを渡した。


「私が天才ならあんたは何なのよ。あんたに一回も勝ったことないんだし。」


そう言うと唯香は照れて笑った。