始末屋

何この人…?


こんな目立つ人学校に居たかな?


男の子を見て考えていると、視線に気付いてこっちを見た。



「俺のこと気にしないでいいよ。1人で勝手に過ごすからさ。お前もどうせ色々めんどくさいからここに来たんだろ?俺もそうだし、俺は俺で過ごすから気にしないで居れば?」


男の子は真顔で私に言った。



気にしないでって…。


「気にしなくても視界に入るから気になるんだけど。」


私は冷たく言った。


「それはここに居たいなら我慢しろよ。俺はここが好きだから居る。わざわざお前の為に出たりしないよ。俺が居るのが嫌なら出て行けば?」



何この人!!


ムカつく~!!



「私が先に居たんだからあんたが出て行きなよ!」


「俺が先に見つけてたから俺が出て行く必要ないだろ?俺は何も言わずにお前にこの場を提供してやってるんだから文句言うなよな。」


パンを食べながら言い返してくる。



ますますムカつく…。


ダメだ…こんなの気にしたら負けよ…。



そう思って食事を再開した。




この空間を包むのは、男の子のパンの袋の音と私の箸の音。



会話なんか一切せずに、私は黙々とお弁当を食べていた。




~~♪♪



チャイムが鳴った。


もうそんな時間?


そっか…結構歩き回ったもんな~。



お弁当を片付けて私は立ち上がった。


だが男の子は焦ることなく景色を見ながらパンを食べていた。



「……チャイム鳴ったけど?」


「だから?」


親切で言ってやったのに!!!



私は何も言わずに屋上から立ち去った。